平成30年宮本会頭 年頭挨拶

新年明けましておめでとうございます。

年頭にあたり明るい話題として、昨年末に「新しい経済政策パッケージ」が閣議決定され、柱として「生産性革命」と「人づくり革命」が示されたことであります。
「生産性革命」については、2020年度までの3年間を集中投資期間として期限を区切り、サプライサイドの対策に光を当て、潜在成長率の引き上げに取り組む施策が示されました。特に中小企業の円滑な事業承継に向けた集中支援をはじめ、人手不足に苦しむ中小・小規模事業者の生産性向上を強力に後押しする対策が盛り込まれたことは地域経済をささえる商工会議所にとって具体的な経済政策として歓迎いたします。
私といたしましては、景気の回復が実感できる年にしたいと思っております。
だからこそ、宝塚商工会議所は会員の皆さんとともに、地域経済を活性化させる取組みをより推進し、AI、IoTといった先端情報処理分野の技術利用や、BigData分析による将来予測等と併せ、地方創生の観点からも経済の好循環の原動力としての役割を果たしていかねばなりません。
また、今年3月予定の新名神高速道路の開通並びに、宝塚北サービスエリア・スマートインターチェンジの供用開始への期待は、農業や観光における経済効果のみならず、地域全体の生活利便の向上と広域連携による医療や防災等にも大いに期待されます。
引き続き、国・県・市とも今後一層の連携強化を行い、宝塚市の新たな魅力創りや価値を高める取り組みを推進してまいります。
当所が中心となって推進している複数の異業種交流事業では、地域の産物を主体に新たな製品を次々と生み出しております。農商工連携による活動と併せ、今後一層の飛躍を期待しております。

この新しい年が、皆様にとりまして素晴らしい年となりますように、ますますのご繁栄とご健勝を心より祈念いたしまして、私からの新年のご挨拶とさせていただきます。

平成30年 日本商工会議所三村会頭 年頭挨拶