ヒアリ等の発見時の対応について

※兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課より
ヒアリ等の発見時の対応について
お問合せは下記の環境省ヒアリ相談ダイヤルへお願いいたします。

昨年6月に、ヒアリ等(ヒアリ・アカカミアリ)が兵庫県内で初確認されてから、まもなく1年が経過することになります。

ヒアリ等は攻撃性が強く、人体にとって危険な生物であるとともに農畜産業や工場等の電気機器への障害を与える恐れがあります。また、一旦定着すれば根絶することは困難であり、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要であるため、コンテナ積替業者及び輸入貨物荷受企業の方々には、昨年7月に目視調査及びその結果報告の依頼をさせていただき、その後も継続して目視調査を実施していただいているところです。

今年も神戸港でアカカミアリが確認され、さらには、気候が高くなってきたことで、ヒアリ等がコンテナ等に混入する危険性が高まることが予想されるため、輸入コンテナや輸入貨物を取り扱う際には、細心の注意を払っていただき、ヒアリ等を疑うアリを見つけた場合には、適切な対応をいただきますようよろしくお願いします。

 

ヒアリ・アカカミアリと疑われるアリを見つけたら
【数匹の場合→殺虫処理】
ヒアリ・アカカミアリと疑われるアリを見つけたら、刺されないように十分注意したうえで、
市販の殺虫スプレー等を使用して殺虫してください。
※ ヒアリ・アカカミアリか否か確認するために・・・
専門機関での種の同定作業が必要となるため、素手で触らず、
ピンセット等を使ってアルコール(市販の消毒用エタノール、度数の
高いお酒で代用可)を入れた小瓶やフィルムケース等の密閉容器に
入れて、下記問合せ先に連絡してください。

【集団や巣を見つけた場合→近づかず通報】
ヒアリ・アカカミアリの集団や巣を見つけた場合は、一斉に襲ってくる恐れがあるため、アリ
を刺激(踏みつける、巣を壊す等)せず、下記問合せ先に連絡してください。

 

駆除方法(中長期的な防除を含む)
【殺虫スプレー・殺虫液】
市販の殺虫スプレー・殺虫液を直接かけることにより死滅させることができます。殺虫液は液
剤に接触したアリが巣内で他のアリに触れても駆除効果があります。
【ベイト剤(毒餌)】
顆粒やゼリー状のベイト剤(毒餌)をアリの行列内や巣の周辺に設置し、働きアリが駆除剤を
巣に持ち帰ることにより、巣の内部まで駆除が可能です。薬剤は随時追加・交換します。
【捕獲トラップ】
巣のあった場所の近く等に捕獲トラップを設置し、集まったアリを採取します。種類や数を確
認して継続したモニタリングを行い、ヒアリ・アカカミアリが根絶したか確認します。

 

注意点・刺された場合の対処法
○ 刺される可能性があるため、ヒアリ・アカカミアリには触らないようにしてください
○ 在来のアリにもヒアリ・アカカミアリに似ている種が存在するため、アリが群がっていると
ころには近づかないようにしてください
○ 刺された場合は、直後20~30 分程度安静にし、体調の変化がないか注意してください
○ 軽度の場合は、刺された部分の痛みやかゆみ、じんましん等の症状が現れます
○ 息苦しさ、声がれ、激しい動悸やめまい等、容態が急変した場合は、毒に対するアレルギー
反応(アナフィラキシー)の可能性が高いため、急いで最寄りの医療機関を受診してください

 

【問合せ先】
環境省ヒアリ相談ダイヤル 電話0570-046-110 または 06-7634-7300
受付曜日:月、水、金、土、日、祝(12 月29 日~1月3日は除く)
受付時間:9時~17 時
上記のヒアリ相談ダイヤル解説曜日以外(火、木曜日)
兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課 電話078-362-3389